DATE: 2023-03-20
遠方への引越しが決まったら!効率よい部屋探しにネットのおすすめ活用法
住み慣れた街を離れ、土地勘のない街での部屋探しには不安がつきものです。
とくに、転勤で仕事をしながら遠方へと引越すときなどは、部屋探しにかけられる時間も少なく、気持ち的にも焦りますよね。
そんなとき、効率よい部屋探しを実現するのがネットです。
従来は遠方でも不動産会社に出向かないと解決できないことが多かったのですが、最近はネットを上手に活用することで、段取りよく引越しまでの準備を整えることができます。
今住んでいる街と引越し先が離れている場合、なかなか遠方の現地まで行くことはできません。
社会人なら家探しのために何度も会社を休むことや、学生でも足を延ばす交通費や宿泊費などの出費は、できるだけ避けたいですよね。
その点、ネットを使えば効率よく家探しをスタートさせることができます。
ネットでどこを調べて、チェックするポイントはどんなところかなど、具体的に押さえていきましょう。
土地勘のない遠方の部屋探しは、まず「不動産ポータルサイト」などとも呼ばれる物件情報サイトを徹底的に活用しましょう。
ポータルサイトは、全国の物件を紹介するサイトから、地域に特化したものまで多様です。
サイトの運営も、大手の不動産会社によるものや、多数の不動産会社の情報が掲載されているもの、不動産以外の業種の会社が運営しているものまで多数あります。
自分に合った探しやすいサイトで、物件や街の情報を集めていきましょう。
チェックするべきポイントは、駅からの距離、家賃、間取りなど、引越し先に求める自分の条件。
そして、周辺環境の口コミも探してみましょう。
遠方の引越しは、「どのエリアに絞ったらいいかわからない」ということもあります。
もちろん、郊外へ行くほど家賃がお手頃になる、という傾向から選ぶこともできますが、サイトに投稿された口コミや写真は貴重な「生の声」として参考にできますね。
加えて、googleマップで周辺環境を確認します。
病院やスーパーの他、一人暮らしに便利なコンビニなど、生活に必要な施設の位置を見ておきます。
ストリートビューも見れば、ネットならではリアルで楽しい周辺環境のチェックができますね。
ただし、ストリートビューの写真が最新の状況とは限らないことや、夜の雰囲気などが変わることなども考慮して、参考程度にとどめておきましょう。
テクノロジーの進歩とともに、部屋探しも進化しています。
内見にも新しいスタイルが登場しました。
VR(バーチャル・リアリティー)を利用して、遠方にいながら気になるお部屋を360度、リアルに確認することができます。
Googleストリートビューと連携したものもあり、周辺環境まで体感できます。
実際問題として、遠方からの内見は物件数を絞らないといけません。
従来は画像と間取り図のみしか見られず、現地に行くと「思っていた部屋と違う…」「部屋はいいけど、見晴らしや環境のイメージが違った」というミスマッチが起きることも。
楽しく臨場感もあるVR内見を利用すれば、そんなミスマッチを減らしてくれるのもメリットです。
チャットボットは、「チャット(chat)」と「ロボット(robot)」が組み合わさった造語です。
今や、不動産業界以外でも多数の企業が、接客やサポートなどに幅広く活用し、ユーザーからも大きな反響を得ています。
部屋探しのチャットボットでは、テキストチャットでAIと会話すると、自分に合った物件を紹介してくれるもの、家にいながら内見の予約までおこなえるもの、などがあります。
電話やメールより、気軽に質問できるのがいいところですね。
とくに、チャットサービスに慣れ親しんでいる若い世代に人気です。
24時間、どこからでも利用できるので、遠方からの部屋探しにおすすめです。
遠方からの引越しは、引越し当日までに現地へ行ける回数が少ない分、できる限りスムーズに進めたいですよね。
そのためにも、事前に段取りをしっかり組むことが重要です。
転勤や進学で時間のない引越し、というケースも多いです。
時期によっては、物件探しも、引越しも混み合います。
そんなときの引越しほど、スケジュールや段取りが大切です。
一般的な契約と引越し準備までのステップを、ざっくりと辿ってみましょう。
step1:物件探し&ピックアップ
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step2:現地に行って内見
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step3:気に入った物件の入居申込書など書類提出&審査
※申込金が必要な場合は預ける
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step4:不動産会社から重要事項説明を受け、契約
※敷金、礼金、前家賃、仲介手数料などをここで精算する場合が多い
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step5:引越し会社を手配し、引越す準備を開始!
いくつものステップがありますが、部屋探しから契約までを2週間で決めなければいけない場合なら、物件を探すのに1週間、それから内見~契約までに1週間を使うのが理想的と言えるでしょう。
遠方の部屋探しや時間がないときは、step2の内見を納得いくまで繰り返すことも難しくなります。
そのためネットを活用し、物件探しとピックアップに注力することがポイントになります。
ネットを駆使して内見予約までおこなえば、1日来店する時間を減らすことができます。
さらに、内見も1日で完了させたいとき、押さえておきたい段取りがあります。
内見する物件は、1日に2~3件に絞って、不動産会社に依頼しておくことです。
午前中から動けるように段取りしてもらうのが理想的です。
日帰りともなれば、なおさらです。
不動産会社も1社に絞ると効率的です。
迷ったら、希望する地域の情報を多く扱う会社か、電話をしてみて感じの良い会社を選ぶのも良いでしょう。
複数の会社に掛け合うことよりも、良い担当者との出会いが肝です。
自分の希望を整理しておき、譲れない条件と妥協できる点を前もって伝えることができれば、おすすめの物件を足してもらえたり、一人暮らしで判断に迷ったときも良いアドバイスがもらえたりするかもしれません。
また事前に、下記も確認し、必要に応じて準備しておきましょう。
・内見当日の契約も可能か?
・その場合の入居審査にかかる時間は?
・入居希望者が用意しておくべき書類など
契約時に提出する書類は不動産会社によって異なりますが、ほとんどの場合で必要となる書類があります。
用意するのに時間を要するものもありますから、早めの準備が望ましいですね。
・3カ月以内に取得した住民票
・印鑑証明
※上記2つは、市役所で入手できますが基本的に平日のみなので注意
※マイナンバーカードがあれば、閉庁しているときもコンビニで交付が可能
・収入を証明する書類
※源泉徴収票や確定申告書のコピーなど
※源泉徴収票が手元にない場合も、会社に言えば交付は可能
・連帯保証人の住民票・印鑑証明・収入証明
・家賃引き落とし用の口座番号・口座印
住民票にまつわる注意点が2つあります。
①住民票にはマイナンバーを記載しないこと
記載していると不動産会社に受け取ってもらえません。
②現住所のものでないといけないこと
たとえば、現在すでに一人暮らしで、実家から住民票を移していない場合などは、親などに代理人になってもらい郵送の手配が必要になります。
依頼ができないときには、住民票の写しの送付を郵送で請求することもできますが、その場合も10日~2週間ほど時間がかかりますから、遠方のときには特に注意が必要です。
ネットを駆使することで、部屋探しも従来から効率がアップしました。
それでも、現地でしかわからない雰囲気や安全面の確認もありますから、特に女性は遠方でも内見に行くことをおすすめします。
理想のお部屋と出会えたら、引越しの日も待ち遠しくなりますね。